サメについて考える2

前回、サメの特徴をググるところで落としていた情報が一つ。

・軟骨魚綱板鰓亜綱に属する魚類のうち、鰓裂が体の側面に
　開くものの総称。鰓裂が下面に開くエイとは区別される。

ウィキペディアより。
そうだ、サメの両側面にあるスリット状のエラ！
冒頭にサラッと書いてあるだけなんで流しちゃいましたが、
これを付けておけばサメに見えるという重要ポイントです。
もっとも、ジョー・ブレード頭部側面の、円形ダクト状の
部分は、おそらくこのエラを表現したものでしょうから、
既に表現されてはいるんですよねー。
ま、体の各部にこのスリットパターンを配するという手法も
あるにはあるんですけど。

もうひとつ書き忘れたこと。
サメの特徴である鋭い歯を取り入れたデザインに、戦闘機の
ノーズアートのひとつ、シャークマウスがありますね。
やはり捕食に特化した、サメの歯というか口は特徴的です。
何とか取り入れたい要素ですねー。

さて、今回のネタ出しは、アニメや特撮に登場する、サメを
モチーフにしたキャラクターを参考にしようという話。

で、早速サメキャラを思い付くままダラダラ並べてみようか
とも思いましたが、ジョー・ブレードの頭部パーツを使う
前提なら、小顔キャラになるので、意外に絞られるかなーと。

いや、サメをモチーフに、ストレートにキャラを作ったら
「ビーロボカブタック」のシャークラーみたいに、サメの体
（顔）に手足みたいなデザインになるじゃないですか。
シャークラーほどストレートでなくても、サメをモチーフに
した場合、普通、その方向性のデザインになりますよね。
何たって分かりやすいですから。
でもそういうのは、今回の場合スルーってことになります。

もうひとつ言うなら、顔はジョー・ブレードなので、そこを
膨らませるとしても、下顎と後頭部しかないわけです。
だから、顔のデザインを参考にしてもそんなに意味はなくて、
サメっぽい意匠を体の各部分にどのように取り入れているか、
という視点で見ていく必要があるわけです。

あと、世のサメキャラの中には、ノコギリザメをモチーフに
したヤツも多いんですが、そいつらもスルーで。

そうやって絞り込んだ結果、面白そうなものとしてはまず
仮面ライダーアビスでしょうか。映画は見てませんが…。

あ、この後いくつかのキャラを例に挙げますけど、画像を
貼るのもどうかと思うので、気になる人は画像検索をかけて
みてくださいー。

「龍騎」のライダーは、龍騎自身がそうであるように、
スリットパターンがデザイン上の統一ルールのようなので、
それがサメの歯やエラとマッチしてるんですよねー。
そして、各部に見える尖った部分は、肉厚なサメのヒレを
イメージしたものと思われます。ヒレそのものでなくても、
このトンガリ感で、それっぽさは出せるかも？
さらにサメの歯が並んだような剣。これは、上手く作れば
イイ感じになりそうです。

契約モンスターのアビスラッシャー＆アビスハンマーも、
モロにサメという感じではないのに、スリット部分が歯に
見えるようになっていて、サメっぽさは伝わる好例かと。

次、「爆竜戦隊アバレンジャー」のシャークルマーガレット。
これ、前述した「サメの顔に手足」的なバランスなんですが、
頭部と背部に、コウモリの羽根みたいなヒレが付いてます。
ってことは、ファントカの頃に使われてた羽根パーツを、
ヒレとして使えるんじゃ？と思ったりして。

この使い方って伝わるかな？という不安を拭えないとき、
既存のキャラが採用してくれてるのを見ると、途端に安心
できるじゃないですか。言い訳のネタを入手できて（笑）。
まあ「いやいや、このデザインはシャークルマーガレット
にも使われてたし！」と言ったところで、誰にも伝わらない
わけですがー。

ジョー・ブレードは海モノということで、イグ君は
バラーキと関連付けてきたので、差別化を図るためにも、
ファントカ／ミスティカのパーツを使うのは面白いかも。
実際、ジョー・ブレードのヒレとして使われているのは
ミスティカの頃のウイングパーツですし、ね。

もうひとつ挙げるなら、「仮面ライダーキバ」の
シャークファンガイア。ヒレを模した装飾が全身を多い、
その装飾の重なり具合がいかにもファンガイアっぽいです。
それをそのままニクルでトレースするのは不可能に近い
ところですが、ヒレのアレンジ方法としては参考にできる
かもしれません。
このキャラも、控え目にではありますが、サメの歯は一応
押さえてありますね。

さて。

ここまで書いてきて、ふと気付いてしまったんですが、
ジョー・ブレードの頭部が単体でサメそのものであって、
エラや背ビレの要素まで集約されていることを考えれば、
サメっぽさを追加するよりも、サメっぽさは頭部に任せて、
他の部分をニュートラルに仕上げるっていう手もアリじゃ
ないのかと！（笑）。

いやー、サメっぽさって何だ？と息まいてはみたものの、
そっちの方が正解っぽい気がしてきて、コンセプトが
揺らぎ中です。

んー、イグ君の攻め方は、きっと吉です（笑）。